この作品は「初仕事のデリヘル初心者」という設定を前面に押し出しているが、正直に言って期待値に対して完成度はかなり低い。関根奈美という子は確かに透明感のある細身で、顔立ちも可愛い部類に入る。しかし「演技が一切ないリアルな表情」という売り文句は、裏を返せばただただ戸惑いと緊張が丸出しで、AV女優としての基礎が全くないということだ。
初々しさは確かに伝わる。キスも奉仕も「喜んで承る」と紹介文にあるが、実際の動きはぎこちなく、舌の使い方もおずおずしていて、経験の浅さが痛いほどわかる。おじさんプレイで汗だくになるシーンは、むしろ「疲れているだけ」に見えてしまう。ねばっこいプレイに体を預けているようで、肝心の感度がまだ育っていないので、ただ喘いでいるだけの印象が強い。全身を快感に任せているように見えて、実は「どうすればいいかわからない」という戸惑いが表情にそのまま出ていて、興奮というより同情を誘ってしまう。
本番OKという点は確かにサービス精神はあるのだが、動きにキレがなく、腰の使い方もまだ学生レベル。ヤッてもヤッても「染まらない」というのは、要するにまだ本気で感じていない証拠だ。リアルであることは認めつつ、それがそのまま魅力になるほど彼女の演技力と経験値が追いついていない。むしろこの初々しさを逆手に取って、もっと丁寧に教え込むような構成にすれば印象が変わったかもしれないが、ただ「そのまま撮った」だけのような粗さを感じる。
総じて、初物好きのマニア層には刺さるかもしれないが、クオリティを求める人にはかなり厳しい作品。素人感を売りにしている割に、素人らしい可愛らしさすら中途半端に終わっているのが惜しい。
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