この「高級ソープへいらっしゃい 30人8時間スペシャル 2」は、クリスタル映像の35周年記念第11弾として出されただけあって、企画の意気込みは伝わるものの、肝心の内容は完全に力尽くの詰め込み作業に終わっている。30人もの女優を一気に並べて8時間(実質480分)というボリュームは確かに数字の上では豪華に見えるが、実際は「1人あたり15分程度の薄切りシーン」をただただ繋いだだけのような構成で、まるで福袋を無理やり押し込んだ感じだ。冒頭の紹介文で謳われている「即尺・即ハメ・ボディ洗い・くぐり椅子・壺洗い・潜望鏡・パイズリ・ローションマット」といったソープの定番テクニックは確かに散りばめられているものの、どれも中途半端で、女優たちの動きが機械的で感情がこもっていない。温かい女体で疲れを癒すという高級ソープの幻想は、ほとんど台無しだ。
特に気になるのは出演者のクオリティのばらつきだ。七瀬ゆいや葵まりあ、雪乃紗恵のようなそれなりに経験を積んだ女優は、多少なりとも丁寧な奉仕姿を見せてくれるものの、残りの大半は「この子誰?」レベルの無名・微妙枠で固められている。秋野みさきや水野はるか、千倉美佳あたりは表情が固く、ローションプレイの最中ですらカメラを意識しすぎて興が削がれる。全体的に「ご奉仕精神たっぷり」と宣伝しているが、実際はただの義務感漂うルーティンワークに見えてしまう。8時間という長尺は逆に仇となり、中盤以降は同じような泡まみれのマットプレイやパイズリの繰り返しで、正直退屈を通り越して眠気を誘う。クリスタル映像らしい低予算感も否めず、照明や編集が雑で、せっかくの泡やローションの質感が活きてこない。
総じて、ソープランドものとしては王道のメニューを一通り網羅しているものの、「一度は訪れてみたい地上の楽園」という売り文句に全く釣り合わない出来映え。30人スペシャルというボリュームを売りにしたいのだろうが、むしろ厳選した10人程度で濃密に撮った方が遥かに満足度は高かったはず。泡姫好きのマニアでも、途中で飛ばし飛ばし見る羽目になるであろう、残念な作品だ。
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